ランドセル博物館(明治時代のランドセル)

ランドセルの歴史 明治期のランドセル

 明治期のランドセルは、明治15年、学習院初等部で採用されて、以後、全国へ普及していったことがよく知られています。

しかし、当時の現物が遺されているかどうかということを疑問に思い、リサーチしてみました。すると、おそらく、わが国で、最古と考え

られる現物の史料を発見することができました。

それは、ある私立小学校のもので、現在のランドセルと非常に類似する基本形態をもっていました。実物史料の年代は、明治20年当時

のものだということです。(ちなみに、この私立小学校は、学習院ではありません。)

ランドセル特有の長いフタ、箱型の教科書収納機能、なによりも、背負うという仕様。どれをとっても、まさに”ランドセル”であり

ました。この私立小学校名等に関しては、当WEBサイトでは、諸事情により伏せておきます。今後、著書執筆の際に、掲載したいと

思います。


明治期初期 ― 小学校の通学風景 ― 明治の通学

 明治時代初期の小学校通学に関しての資料は極めて乏しく、如何に小学生が登校していたかは、今後の研究に待ちたいところ

である。しかし、私の文献調査により、以下の資料を見出すことができました。

明治11年に東京にて発行された、『学校読本』である。内容は、小学生の学校生活の規範を列挙した史料である。その挿絵に

以下の絵を見つけることができた。列挙されている文章には直接関係ないようだが、小学生の当時の登校風景を見ることができる

貴重な史料といえる。絵を詳細に観察すると、校門には、小学生が三人いる。洋装、和装という当時の風をよく表している。

手には風呂敷と見られる包みを三人ともに所持しており、所謂、“かばん”、“ランドセル”などは持っていなかったことがわかる。

【資料:明治11年 東京府発行『学校読本』所蔵者:風間厚徳】*上記写真の無断引用、転載、一切禁止


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